予約システム、その展望を探る
WEB調査の結果に基づく試算であり、現実にはさまざまなスイッチングコストが発生することが考えられるが、店頭における過度な勧奨やキャリア間での競争激化によって、これを上回る流動が発生する可能性も否定できない。
現時点では、2006年のMNP導入時に、どのキャリアの勢いが強いかは予想できないが、MNPの勝者になるのは、その時点に照準を合わせ、特長ある商品・サービスを投入したキャリアであろう。
同時に、既存顧客に向けたさまざまな囲い込みサービスの事前導入が必須となる。
携帯電話市場への参入に、Sがなみなみならぬ意欲を示している。
高止まりしていた固定ブロードバンド料金を劇的に下げさせた実績をひっさげ、日本の高い携帯電話料金を下げると宣言している。
これは日本の携帯電話ユーザーにとって、朗報であろう。
しかしながら、本原稿執筆時点では、いまだ新規事業者への周波数付与のスキームやスケジユールは決まっていない。
2GHZ帯の15MHZの帯域をTDD技術を使った事業者へ、1.7GHZ帯の15MHZ×2(全国)+20MHZ×2(東名阪)の帯域をFDD技術を使った事業者へ、それぞれ付与するという検討が行われている。
日本の携帯電話市場では公正な競争が行われていないとか、日本の携帯電話料金は(世界一)高い、といった意見もある。
しかし、少なくとも日本の携帯電話の商品・サービスが世界で最先端かつ高品質であることと、日本の携帯電話ユーザーが世界で最も携帯電話にアデイクテット(中毒)であることは間違いない。
日本に来た外国人は、駅のホームや電車の中、街角で携帯電話に祈りを捧げている(両手でメールを入力している姿がそのように映るらしい)姿に一様に驚くという。
単に携帯電話の端末価格が安い、通信料金が安いだけでは、日本のユーザーは動かない。
それはPHS,ツーカーがシェアを獲得できないことですでに証明済みである。
新規事業者は、当然このことを理解した上で参入するであろうから、高付加価値なサービスを、魅力的な料金で提供することにより、市場に高次元の競争を巻き起こしてくれることを期待する。
それが、新たな技術革新、サービス革新を生み、わが国の携帯電話市場に中長期的な成長をもたらすであろう。
モバイルプラットフォーム市場は、モバイル決済市場の成長に牽引され2004年度の380億円から2009年度には2500億円程度の市場規模になるものと推計される。
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